【靴磨き】Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ) 革靴 CAPRI(カプリ)のメンテナンス

メンテナンス

この記事は、Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ) CAPRI(カプリ)のメンテナンスの様子を紹介します。

フェラガモのシンボルであるガンチーニがデザインされたシングルモンクストラップ風のシューズは、柔らかな履き心地とマッケイ特有のスマートなフォルムが魅力です。

スマートさを活かす上品なツヤ感を目指していきたいと思います。

こんな方へ

  • Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ)の革靴が気になる
  • 柔らかい革の靴磨き方法が気になる

という方に向けて、紹介していきます。

2018年秋に購入して3年半ほど経った状態ですが、大事に履いて手入れを施していけば、長年愛用可能です。

手入れの対象と、磨く前の状態

Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ) CAPRI(カプリ)について

まずは、今回手入れする対象について、紹介していこうと思います。

Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ)はイタリアのラグジュアリーブランドとして有名ですが、その出自は革靴であることは皆さんご存知でしょうか。

サルヴァトーレ・フェラガモ氏(1898年生)は、天才靴職人として有名です。

最初に彼が靴を作ったのは9歳の時、11歳には自宅で靴屋を創業、16歳でアメリカに渡ります。
その後、ハリウッド俳優らを顧客に制作し、「スターの靴職人」として名を馳せました。

足を痛めない靴を制作するため、南カリフォルニア大学にて解剖学を学ぶほど。

サルヴァトーレ フェラガモ, salvatore ferragamo
ハリウッドにオープンさせた最初のスタジオ

同ブランドの創業は、イタリアに戻った1927年。顧客としてオードリー・ヘップバーンが特に有名です。画像の下から4番目に、彼女の木型があります。

wooden shoe forms of famous women at shoemaker ferragamo mary pickford, ava gardner, marlene dietrich, duchess of windsor, katharine hepburn, rita hayworth, bette davis, audrey hepburn and ingrid bergman
audrey hepburn and salvatore ferragamo, 1954
1954年夏、フィレンツェにて、オードリー・ヘップバーンとフェラガモ氏

その後、財布などの小物やアパレルまで多角化を進めていき、現在のフェラガモブランドが存在していますが、ブランドの詳細や、その他のおすすめ商品は別記事で紹介しようと思います。

さて、私の愛用するCAPRIについて、話を戻します。

柔らかく履ける革靴を探していた際に、出会ったのが、こちらのCAPRIです。

いわゆるシングルモンクストラップ風のスリッポンタイプで、非常にソフトなカーフスキンと一目でフェラガモとわかるガンチーニが特徴的です。

作りも薄めのソールのマッケイ製法なので、反り返りも柔らかで、非常に軽い履き心地です。

特に、革の柔らかさは画像で見る想像の何倍も柔らかく、文字通り足に吸い付く感触です。素足で履きたくなります。

ちなみに、CAPRIとは、イタリア・ナポリ湾にある観光地カプリ島を指します。「青の洞窟」が有名ですが、こんなリゾート地で履きたくなる革靴がこちらのアイテムです。

磨く前の状態

さて、こちらの画像は、手入れ前の状態。

若干の汚れと乾燥が気になります。簡単な手入れで済みそうですが、こちらを磨いていきます。

手入れ方法とメンテナンス後の光沢感

今回は、少し簡単に下記のような手入れを施しました。

  1. ブラッシングし、ホコリと表面の汚れを払い落とす
  2. レザーローションで、油性・水性の汚れと前回のクリームを落とす
  3. レザークリームで保湿・ツヤだし
  4. 仕上げのブラッシング

肌触りがさらにしっとりし、光沢感も増しました。足の甲部分の柔らかい質感は、画像からも見て取れます。

今回使用したものは、こちらです。後者のBrilloは、特におすすめです。
かなりツヤ出しが容易にできる上、どんな革にも利用でき、さらに香りも良いので、使い勝手抜群です。

  • Boot Black TWO FACE PLUS LOTION
  • Columbus Brillo

まとめ

Salvatore Ferragamo (サルヴァトーレ・フェラガモ) CAPRI(カプリ)は、柔らかすぎる反面、若干メンテナンスについてナーバスになりがちですが、簡単にでもこまめに手入れしてあげることで、吸い付くような肌触り・履き心地と上質な光沢感が魅力です。

今回はメンテナンスに特化しましたが、また別記事でブランドやこのアイテムの魅力に迫りたいと思います。

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