【10年利用後の実態】 Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)を長持ちさせるポイント(ブライドル・WHC・s9692・エイジング・終了・事業廃止・ヤマニ)

メンテナンス

この記事は、Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス) キーケースを10年愛用した結果のエイジング・変化を実態を踏まえて、長持ちさせるポイントを紹介していきます。

この記事の内容

この記事では、こういったお悩みにお答えします。

・Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス) キーケースのエイジングの実態を知りたい

・Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)を長く使うべく、手入れのポイントを知りたい

Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)の簡単な紹介

150年の歴史をもつ老舗英国ブランド

ブランドの出自と説明は下記の通りです

1875年創業以来、高品質の馬具や洗練されたデザインのベルトや鞄、財布など様々なレザーグッズを作り続けているホワイトハウスコックス【Whitehouse Cox】。使用する代表的な革は、強く耐久性のあるイングリッシュブライドルレザーで、約10週間もの間、樹皮や種子など自然の草木を使い丁寧にタンニン鞣しし、さらに天然の染料を革の深部にまで染み込ませ、じっくりと時間をかけたものです。こうしてできた最高の素材を、経験豊かな職人が確かな伝統の技術で形にして行きます。

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英国革小物ブランドの御三家の一角

英国革小物には御三家と呼ばれる名門ブランドがございます。
ETTINGER、GLENROYAL、そして今回説明するWhitehouse Coxです。
どちらのブランドも英国ブランドらしく、ブライドルレザーが有名です。

個人の感想ですが、他ブランドと比較して、少しブライドルの質感がオイリーな感じがします。

なお、ETTINGERに関しては、こちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。

Whitehouse Cox ブライドルのキーケース(s9692)を10年使ってみた印象

それでは、10年もの期間、愛用していたキーケースがどうなったか、実態を紹介していきます。
これは、購入当時にブライドル用の手入れを把握していなかった私の過ち集であり、これから同製品の購入を検討している方、保有者で長く愛用したい方は、ここから先 必見です。

特に、2022年10月1日に事業廃止・終了が発表されましたが、今後買収などあるのか不明ですが、いずれにせよ現行のモデルはうまく長持ちさせたいですね。
→先日、ヤマニによるブランド商標権獲得が発表されました。ヤマニにて、企画・生産・販売を行うとのこと、また販売開始時期は未定(2023年9月時点)とのことです。
 この記事で紹介している「Original版」Whitehouse Coxからどのような差分が出るか、注視したいと思います。
(元Whitehouse Coxユーザーとしては、歴史あるブランドなので出来る限り継承していただきたいとは思ってます。が、継承しきれない部分は品質面でも出てくると思うので、既存ファン向け・新規顧客向けにうまくブランドを残して欲しいと思ってます。)

まず外見について、ダメージはあまりなくキレイですが、ブライドルレザー特有の照りみたいなものを生み出すことができませんでした。

また、シンボリックなイエローのレザーも中々黒ずんでしまって心が痛みます。

細かいパーツに関しては、「菊寄せ」部分の手入れは丁寧にやっていたので、ほつれなどはありませんが、角の部分は破けが発生しています。

上記の通り、中々心が傷む現状ですが、こうなった理由はこれらの要因だったと考えています。

  • 乾いても手入れを怠り、さらには、ブライドル用のクリームでなく、偶々持っていたミンクオイルを塗ってしまった結果、ブライドルの質感が失われ、超柔らかくしてしまった
  • 雨天など、濡れた状態でも使って、放置してしまった
  • ポケットに入れてしまったので、角を潰してしまった

Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)のブライドル製品を長く使う為に

上記を踏まえて、Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)のブライドル製品を長く愛着を持って利用し続ける上でのポイントを整理します。

  • ブライドルレザー専用のクリームを1,2か月毎ほどの頻度で塗り込んであげる
  • ただし、内側の薄い色の部分は、変色する懸念があるので、テストした上で保湿
    変色するようならば、いっそ塗らない。
  • ポケットには入れない。絶対。
  • ブライドルは水に強いが、あくまで油を武装している時のみ。濡れないように気をつける

特に1点目については、専用のクリームを利用すべきことを改めて強調します。(下記参照)

専用クリームは、ブライドルレザーをロウ引きするときに使用するロウと同成分で作られているので、革の中へ浸透していき、ブライドルの性質を維持できます。

また、前述の通り、Whitehouse Coxのブライドルは少しオイリーな感じがするので、きちんと同ブランドのものを利用して、しっかりロウの成分を染み込ませる必要があると考えています。

画像のように、しっかり指の体温を使って、溶かしながら染み込ませましょう。

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これらのポイントを抑えていただき、ブライドルの質感が魅力の Whitehouse Coxのエイジングを楽しんでいただきたいと思います。

参考:革小物のおすすめブランドについて

私的な革小物のおすすめブランドをこちらの記事で紹介しています。
併せてご覧ください。

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