近年、クールビズの定着化、在宅勤務の普及により、ネクタイを締める機会が減りつつあります。
一方で重要な会議や大切な取引先と商談の場、面接などにおいては、未だネクタイは不可欠です。
この記事では、ネクタイを特に外したくなる暑い日にも締めなければいけない時、または暑くても涼しげにカッコよくキメたい時、のためのネクタイの選び方を解説します。
ワイシャツとの組み合わせのポイント(クールビズ編)
クールビズにおけるネクタイの選び方のポイントは3つあります。順に解説します。
- 素材:ニットタイや軽やかなシルクを選ぶ
- 色:自分に合う色の中から、涼しげな色味を選ぶ
- 柄:素材と色のバランスを取りつつ、おしゃれにみせる
素材:ニットタイや軽やかなシルクを選ぶ
素材感は「暑苦しさ」「涼しげ」といった印象に直結します。
例えば、ウールのネクタイは秋冬には最高に良いですが、もし春夏にしていたら、暑苦しい印象ですし、実際首回りが暑いですよね。
夏のネクタイとして選ぶ素材は、ニット・シルク・リネンが定番です。
特に、ニットタイについては、通気性も高く、見た目の印象についても凹凸があるので、アクセントになります。
画像のフェアファックスのニットタイは私も愛用していますが、お手頃な値段で作りもしっかりしています。
また、シルク素材の中でも、セッテピエゲのものを選ぶのもおすすめです。
セッテピエゲは、イタリア語で「7つ折り」という意味で、芯地を排除してシルクを折り込むことで整形した軽やかなネクタイのタイプです。
風になびく様が非常に軽やか・華やかです。
こちらのAtto Vannucciは、セッテピエゲを多く供給しているブランドで、おすすめです。
色:自分に合う色の中から、涼しげな色味を選ぶ
よく「夏は涼しげに見えるアイスブルーやライトグレーを選びましょう」という記事や提案が横行していますが、ネクタイは顔のすぐそばに位置するアイテムですので、安直に選ぶのは避けましょう。
自分の肌の色に合う色の中から選ぶことが理想です。
その際、パーソナルカラー診断が最適です。
ZOZOGLASSで簡単・無料でパーソナルカラー診断ができることをこちらの記事で紹介しているので、ご覧ください。
柄:素材と色のバランスを取りつつ、おしゃれにみせる
最後に柄ですが、色・素材と合わせて考えましょう。
定番のネイビーのドット柄ですが、着こなしがカジュアルになりがちな夏は、カジュアルに見えてしまう大きめのドットではなく、小さめのドットを選びましょう。
マリネッラのものが特に有名ですね。
ニットタイであれば、素材の凹凸感がすでにあるので、いわゆる「無柄の生地柄」としてアクセントになります。
剣先タイプを選ぶことで、素材感の違いだけを楽しむことができます。
ワイシャツとの組み合わせのポイント(就活編)
就活では、多くの場合、定番のものを着用するしかありません。
クールビズ指定・ノータイ指定があれば、それに準ずることにしましょう。
定番のものを着用する場合、夏には暑苦しくなりますが、快適に過ごすための工夫をこちらの記事で記載していますので、合わせてご覧ください。
クールビズのVゾーンコーデ例
では最後に、実際のコーデ例を紹介していきます。
こちらは、スーツが少し派手で、ビジネス使いは難しいですが、水色と黄色の組み合わせ、またニットタイの質感を活かした無地✖️無地、スーツでウインドーペーンというコーデが良いですね。
続いて、コネリー・ボンドのニットタイ。コネリー・ボンドの定番はグレースーツに黒いニットタイでした。(3作目以降)派手さはないので、サイズ感と素材にこだわった上で、ぜひ真似したいですね。
なお、ボンドの服装についてはこちらでも紹介しています。
最後に、セッテピエゲの着用イメージを紹介します。
水色シャツをベースに、補色となるオレンジのタイがアクセント。ネクタイの風になびく様が、クロップド丈のパンツや、タッセルローファーと相まって軽快な印象です。
また、コーデを考える際、シャツの色と素材選びが重要です。こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記内容を参考に、夏でもスマート・涼しげにネクタイを着こなしてください!
また、夏のスーツ全般の着こなしはこちらの記事でも広く解説していますので、併せてご覧ください。
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